2017年08月24日

一番の利点は費用が安いことだとされる直葬

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最近は宗教的な儀式を何も行わずに火葬だけを行う人が増えています。火葬のみの葬儀は直送と呼ばれており、都市部を中心に増加しています。昔のようにたくさんの人が参列し、祭壇や棺、霊柩車などあらゆるものが派手であれば立派なお葬式だとされる時代は終わったようです。

今は参列者に気を使うよりも、亡くなった家族と最後に時間をゆっくりと過ごすことを重視する傾向があります。そのため、儀式の内容よりもどれだけゆっくりとお別れができるかということがポイントとなっているようです。

少し前までは、直葬を行ってくれる葬祭業者もあまり多くありませんでした。けれども最近はほとんどの業者でそのプランを設定しています。そして、ほとんどが参列者を招かずに家族だけで故人を見送ります。お葬式をしないということで、故人をないがしろにしていると言われることもあるようですが、決してそんなことはありません。

故人が生前自ら希望していたという場合も多く、むしろ故人の意思をきちんと尊重した結果だと言うことができます。直葬の利点は、まず儀式を行わないことで費用がかからないということです。本来この形態は身寄りがない人などのために市区町村が行う葬儀でした。

そのため費用を極力抑えたということから、現在でもその費用は様々な形態の中でもとくに安く設定されています。参列者もほとんど募らないため、気を使う必要がないのも利点のひとつです。故人の生前の希望、家族の希望があれば利点もある葬儀の形だと言えるのではないでしょうか。