通夜や告別式などを行わずに火葬を行う直葬を選ぶ人が年々増加する傾向にあります。以前、このタイプの葬儀は経済的に困窮していて通夜や告別式を行う余裕がない人が行うものというイメージがありました。しかし最近では親族や友人といった親しい人たちだけでシンプルに葬儀を済ませたいという人々によって選ばれています。このタイプの葬儀は自分たちで手配することも可能ですが、寝台車や棺、ドライアイスや枕飾りなどを用意する必要があるため、直送に対応してもらえる葬儀会社に依頼することをおすすめします。
現在の葬儀の選択肢は以前に比べると多くなっています。昔はお通夜と告別式を行うのは当然のことでした。また、参列者は多ければ多いほど良い葬儀だったと、葬儀に訪れた人々の人数でその価値が決まる傾向もあったようです。けれども時代は変わり、少子高齢化の現代の日本では、葬儀の形も変化を見せています。従来の葬儀の形を選択する人は減ってきており、規模ではなく、気持ちのこもった葬儀で大切な家族を送りたいという人が増えています。
有名人などが亡くなれば、テレビなどで葬儀の様子が報道されることがあります。有名人なので参列する人も有名人が多くなります。インタビューなどを行う様子も映されています。一方で最近は亡くなってしばらくしてから報道されることもあります。その時、式は親族のみで執り行い、後日お別れ会などを行うケースが知られています。有名人でも簡単な方法を選ぶことがあります。葬儀の方式の一つとして最近よく利用されているのが直葬と呼ばれる方法です。
直葬のメリットの一つに香典返しの必要ない点が挙げられます。一般的な葬儀との相違点に通夜と告別式を行わない点にあり、遺体を安置してから納棺して出棺を行って火葬場へ移送し火葬場で燃やして骨上げを済ませる部分は一般的な葬儀と同等の物となってます。通夜を行わない事から身内の関係者のみで行われて、参列者を集める手配をする必要性がありません。また参加をする際に香典の持参の必要性がない事から受け取る事もない事が返す必要がない理由になります。
最近では、家族や身内などごく限られた間柄で故人をおくる形の葬儀のスタイルをとられる方が増えています。最後の別れをゆっくりとごく親しい方と過ごしたいと考えるのは自然の流れともいえるかもしれません。しかし、これまでは、葬式というと仕事関係の方に即連絡をしたり、弔問に欠けつけるのがマナーとして会社でつながりのある方は参列しないといけないということがありました。では、直葬、家族葬などで行う場合には一般的には参列者を制限しますので、事後報告にするのが一般的です。
直送の際に返礼品を渡す必要があるかどうかを判断する事は基本的には喪主の判断次第になる事が多いです。そもそも返礼品とは通夜や葬儀に参列した感謝の意を示して渡されたり、香典返しとして渡される事が多く、香典の持参の必要がない事や通夜や告別式が行われない事から参列者が並ぶ機会も殆どない事から多くの葬儀社では直葬の際に用意しないプランになっているケースもあります。一般的な葬儀の場合は、五百円から千円程度の相場となっています白のハンカチや清め塩を葬儀に参加して頂いたお礼状と一緒に渡す会葬返礼品と受け取った香典料金から三分の一から半分程度の相場の白のタオルやコーヒー等を亡くなってから四十九日から一ヶ月に渡す事が一般的なケースになります。